【地震発生のメカニズム2】

地震の発生メカニズム

1、通常は解離層内の結合水は安定しています。2、圧力の低下、あるいは周辺温度の上昇によって、解離層の位置が上がり、解離度が増加します。急激な上がり方をすると、マグマ溜りの内部では、解離した水素ガスと酸素ガスの混合気体(解離水、理科の実験では爆鳴気とも呼ばれている)が蓄積されて、圧力が増大します。これが岩盤にマイクロクラックを発生させ、地震の前兆現象を起こす可能性がありますします。また、プラズマ状態の解離ガスが高速度で移動すれば、MHD発電が起こり、その地中電流が電磁気的な前兆を起こしている可能性もあると思われます。4、爆発後は、混合気体が超臨界状態の結合水に戻りますので、圧力が降下して、マグマ溜りは潰れてしまいます。これが地震の第二段階です。爆発によって熱が放出され、解離層は地震の前の位置まで下がります。地震現象には押し引き現象という特有の現象がありますが、第一段階の爆発で「押し領域」ができ、第二段階で「引き領域」ができます。その境界に大地震になるほど断層という地震の傷跡が現れるのです。図では逆断層のケースを描いています。断層は地震の後に「ズルズル」と滑るように発生したという観測例があります。断層が動いて地震が起きるのではありません。以上が解離水爆発(爆鳴気爆発)のメカニズムです。これから推定すると、地震は解離層が上がる時に起きるわけですが、それは、気圧の低下する時、満月、新月時のマグマ上昇が大きい時、地殻の疲労破壊が進行して、岩盤に亀裂という空間ができた時(圧力減)、などなどです。これは経験則にも矛盾していないと思います。ただ満月、新月の影響、台風の影響などをあまり大袈裟に取り上げることも必要の無いことだと思います。解離によって生じる諸現象を理性的に扱っていけば、地震の直前予知は可能であるはずです。とくにM8とかM7クラスの地震ならば、ANSが提案するコンパス観測で十分に検知できるものと考えています。宏観異常という面から考えると、気温が蒸し暑い状態というのは、解離層の上昇である可能性もあります。地中の虫がでてくることや、冬眠中の動物が山を降りてくるといった現象も、解離層の上昇と関係しているのだと思われます。しかしこれも過剰に反応する必要はありません。正しい知識を所有していれば、冷静に判断することが可能です。

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